LLi抽出®オイル by Tsukasa Nagashima

LLi抽出®︎とは・・

LLi抽出®︎は、植物成分のいちぶであり、さまざまな機能性を持った脂溶性成分を、使用目的によって選択した植物油やワックス類を使って、迅速にそして高い成分濃度で効率よく抽出する方法で、この技法で抽出したものを LLiオイルと呼び、その特徴を活かして、様々なクラフトに使うことができます。

カレンデュラ LLi抽出®オイル

淡路島の農園に咲くカレンデュラの花から、LLi抽出法®によって抽出した、鮮やかな赤い色をしたオイルです。太陽の光をいっぱいに浴びたカレンデュラの花は、植物を紫外線の脅威から守るために、赤い色素成分であるキサンチンやβ-カロテンなどのカロテン類を花の組織内で合成します。そのため太陽光が強いほど鮮やかな赤い色になります。
そんな働きをするカロテン類をホホバ油の中に抽出したLLiオイル。カロテン類にはスキンケアの大敵である紫外線から肌を守る保護があり、その結果、光老化などのダメージから皮膚を守る働きがあるとされています。
https://www.cosmeticsandtoiletries.com/cosmeticingredients/actives/article/21836757/carotenoids-in-skins-defense

米ぬか LLi抽出®オイル

日本の伝統食として毎日の食卓に乗るぬか漬けは、米ぬかのエキスをたっぷり吸いこんだ、栄養価が高くて美味しい漬物です、ぬか床の手入れのために毎日かき回している手は、米ぬかのスキンケア成分のおかげでいつもすべすべで、スキンケア製品が少なかった時代には、手荒れを防ぐために米ぬかを使っていました。
米ぬかには、保湿作用や異物混入を防ぐなどの、スキンケアに重要な役割をする角質層の細胞間脂質、その構成成分のおよそ半分を占めるセラミドが含まれており、他にもスキンケア効果の高いγ-オリザノール類が含まれています。
これらの成分を濃縮した米ぬかLLi抽出®オイル。スキンケア素材として使うことができます。

カレンデュラ または 米ぬかのLLi抽出Ⓡオイルを使った処方例

処方例１：蜜蝋クリーム

1. ミツロウとホホバ油を湯煎にかけて溶解する。
2. 溶解したら湯煎から取り出し、LLi抽出Ⓡオイルを加えて均一になるまでよくかき混ぜる。
3. 香料を加えて、さらにかき混ぜる
4. 容器に移し、そのまま放置して冷やし、固める。

処方例２：石鹸

1. LLi抽出Ⓡオイルと香料を除いた全素材で、コールドプロセスで石鹸を作る。
2. トレースが出て、型に入れる直前に、LLi抽出Ⓡオイルと香料を加えて、均一になるまでよくかき混ぜる。
3. 型入れした後は通常通り乾燥する。この場合、冷暗所に保管する。